2つの全天球映像，例えばリアルタイム映像と過去映像を，体験者に気付かれにくいタイミングを見計らって自動的に切り替えるシステム．

全天球映像のどこを見ているのかという視線情報を取得し，その周辺における映像の画像処理情報をもとに，映像を切り替えるか否かを決定する．

• Windows10 64bit
• Unity 2019.1.14f1
• TouchDesigner 099 Educational 2019.18360
• HTC VIVE Pro Eye
• Insta360Air または THETA Z1
• ZOOM H1n

• uOSC
• Eye Tracking SDK (SRanipal)

• TouchDesignerでEyeHackerを，UnityでGazeDirectionSenderを起動．

• カメラとマイクをPCに繋いで，マイクの電源を入れる．
  • TouchDesignerのperform画面のRealtimeに映像が映らない/映像が変な場合は，cameraImageInオペレータ内のVideo Device InTOPのDeviceが正しいかを確認する．

• 映像セット
  • FileNameフィールドでファイル名の変更．
  • Recボタンで録画開始・終了．
  • Loopトグルでループするかを指定．
  • Reloadボタンで映像をリロード．
  • Begin，Endスライダで映像のトリミング．
  • Yawスライダで映像の回転を調整するOSC信号をUnityに送信．
  • Black，Gammaフィールドで映像の明るさ調整．
• Area[1-2]
  • Playボタンで今選択している映像の再生・停止．
  • セット番号ボタンで再生する映像の選択．
• Blend Ratio
  • Ratio goes to 0/1 nowトグルでRatioを0/1まで自動で動かす．
  • Ratioスライダでアルファブレンドの比率を直接操作可能．
  • Methodトグルでアルファブレンドの仕方を指定． Switchは赤と青を入れ替える．Overは赤に青が上乗せされる.
• Blend Shape
  • whole/circle/rectangleボタンでmaskの形状を指定．
    • モードに応じてMaskに関するパラメータが白枠の中に出てくる．適宜調整．
• Blend Time
  • MaxBlendTimeスライダで映像切り替えにかける時間を調整．
    • HeadAdjustトグルがONのときは，実際の切り替え時間は，HMDの回転速度を反映したActual BlendTimeの値になる．
  • RewindAdjustトグルで巻き戻しするか否かを指定．
    • 0/1まで完全に巻き戻った場合は，切り替え自体がキャンセルされる．
• Decision Algorithm
  • InnerRisk D/OuterRisk Dスライダでrisk計算で使う領域の直径を指定．
  • Thresholdスライダでthreshold調整．
  • Judgeトグルでriskとthresholdのどちらが大きいときに映像を切り替えるか指定．
• Decision Time
  • Activate Auto Switchトグルを押すとTimeのスライダが動きだし，スライダが振り切れると映像が切り替わる．
  • WaitingTimeスライダで待ち時間を調整．
  • RewindSpeedスライダで巻き戻りの速度を調整．
• Audio
  • NoiseValスライダで環境音の音量調整．
  • RecNoiseボタンで環境音を録音開始・終了．
  • Reloadボタンで環境音をリロード．
• Utilities
  • Calibrationボタンでキャリブレーション開始．
  • View Rayトグルで体験者へのrayの表示/非表示を切り替え．
  • RayCastトグルをGazeにするとVive Pro Eyeによるデータが視線位置に，HMDにするとHMDの向いている方向が視線位置になる．
  • Loggingボタンでログ取得開始・ログをフィールドに書いたパスに保存．

（適宜ビルドしてから）起動する．OSCで視線位置情報を送信し続ける．

specification.mdに記載．