プロジェクトサンサ(以下Sansa)とは、ざっくりいうと、こんなのあったら使いたいxRオープンプラットフォームです。
プロジェクト名のサンサは「現実世界」「仮想世界」「理想」が交差する三叉をイメージして名付けました。
一応個人プロジェクトではありますが、面白そうと思ったらどんどん参加して欲しいです。
Discord
https://discord.gg/wN67tdzrCT
結構な大風呂敷になりますが、最終的にはスマホに代わる新たなパーソナルデバイスとサービスを作り上げたいのです。
主に自分で使いたいがために。
xRという事でSansaではVRからARおよびARなしまでのいくつかの領域を1つのサービスでサポートします。
- ARなしでは、通話サービスになります。通話相手はVRの中でも良いし、現実世界でも構いません。
- AR領域では、現実空間にARタグを表示したりといったAR+通話サービスになります。
- VR領域では、VR空間上でのSNSサービスになります。
- MR領域では、(VR)通話ドーム内でのSNS+AR+通話サービスになります。この領域では誰か1人がAR動作(MR-A)、他の人はMR動作(MR-M)となります。
MR領域での各動作は次の通り。
- MR-Aでは、自身のアバターが通話ドームの中心に配置されるとともに、自身のヘッドセットから配信された映像が通話ドームに投影されます。他のユーザーのアバターは、通話ドーム内の位置関係に合わせてAR表示されます。(VR領域外でMRに切り替えたときはMR-A/MR-Mを選択)
- MR-Mでは、通話ドーム内の任意の場所に移動でき、通話ドームに投影された映像を見ることができます。他のユーザーのアバターは、通話ドーム内の位置関係に合わせてAR表示されます。(VR領域でMRに切り替えたときの既定動作)
これらの領域・動作は、簡単な操作で、切り替えられます。
例えば、次のようなシナリオです。
- Aさんが街を歩いていて、面白いものを見つけた。(Aさん:ARなし)
- AさんがBさんに通話、BさんはVR空間内に居た。(Aさん:ARなし、Bさん:VR)
- Bさんに話したら見たいというので、AさんBさんがMRに切替。(Aさん:MR-A、Bさん:MR-M)
- 面白いのでBさんがCさんに通話、Cさんは外出していた。(Aさん:MR-A、Bさん:MR-M、Cさん:AR)
- 危ないので会話しつつ移動して、CさんもMRに切替。(Aさん:MR-A、Bさん:MR-M、Cさん:MR-M)
ライブなども、現地参加とVR参加を一緒にみたいなことができるので、状態の情報提供を条件にVR参加者は何割引かで参加できるみたいなシナリオも考えられます。 企業なら視察にも使えるし、下見なども概念がかなり変わるのでは。
その他実現したい機能を挙げてしておきます。
あるルーム/ワールドに対する入力データの時間情報付きキャプチャができる。
これを再生した時にルーム/ワールド及びアバターなどのデータがあれば、その時の再現ができる。
クライアントPCのデスクトップをキャプチャして、スライドや写真・動画などを通話ドーム内やVRSNS内の任意の場所に投影できる。
サーバークラスタ全体として認証を行える仕組みを実現します。
Sansaから、他のVRSNSに切り替える機能をサポートします。
持続性の観点から、特定企業のみがサービスを提供する形ではなく、誰でもサービスを提供できて、企業もそれに乗る形にしたいと考えています。
そのため、ベース部分はオープンソースで、オリジナル要素はクローズドで実装みたいにしたいです。
また、商取引や世界に1つだけのアイテムみたいなことを実現するために、ブロックチェーンの仕組みなんかも取り入れたいですね。
ハードウェア的な構成は、サーバー、クライアントPC、ヘッドセットの、いわゆるPC VRと変わらないもの、と考えています。
クライアントPCにサーバーのソフトウェアを入れて同居させることも検討したいです。
スタンドアロン型ヘッドセットは、レンダリングをヘッドセットが行いますが、稼働時間なども考慮し、ARタグ表示などの非力な範囲に限定し、MR~VR領域のレンダリングはクライアントPCが受け持ちことになります。
ヘッドセットについては、網膜投影ディスプレイなども入手可能になっていますし、試作までできたらいいかな。
サーバークラスタを構成するサーバーは、個人や企業が立てたサーバーです。
サーバークラスタに所属するサーバー同士は相互にリストアップされ、ワールドを構成します。
その性質上、サーバーはVR空間をサービスとして提供する必要があります。
この空間は公共アリアと私有エリアに別れており、サーバーを公開した場合は、最低限の公共エリアを提供する必要があります。
企業サーバーであっても、公共エリアまでは誰でも入ることができるわけです。
クライアントPCはクラウドVM前提ですが、クライアントソフトウェアは無償で手持ちのPCにインストールして利用できます。
企業はクラウドVMをサブスクリプションの形で提供することもできます。
なお、サーバーソフトウェアと同居することも可能です。
基本的にARヘッドセットになります。発信側がVR内の場合、シナリオにあっとように会話しながら周りの安全を確保してVR内にそのまま移動できるものですが、ヘッドセットの特性上、フルトラはできません。
ヘッドセットはトラッキング用のカメラを持ち、そのカメラにより映像を送信します。
視覚障害者向けの音のxRのみのヘッドセットも標準仕様に入れたいです。